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ワークス 2003 カラーコーディネイト
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飛騨川大橋
 平成13年4月から平成15年3月までの2年間、岐阜県益田郡萩原町の特別職”萩原町ヒューマンクリエーターをつとめました。毎月2〜3回、大阪から萩原町に通い、地元の元気な女性を集めて「21まち創生委員会」を立ち上げ、町をどうすれば元気になるかを話し合ってきました。町長と町民が話し合いをするフォーラムを開いたり、子供たちに俳句ラリーをしてまちを歩きまわってもらったりしました。この2年間で、委員会のメンバーは町おこしの中心となり、今も大活躍しています。萩原町は合併して、下呂市となりましたが、委員会のメンバーだった福祉相談員の松井旬子さんは議員に初挑戦して見事当選し、下呂市会議員として頑張っています。
  私にとって、行政に関わったのが初めてでしたが、地元に多くの友達が出来て、第2のふるさとになりました。この間にカラーコーディネートを担当したのが、ディケアーセンターの「やすらぎセンター四美」と飛騨川大橋の色彩でした。
  飛騨川大橋は、萩原町の羽根地区と南飛騨国際健康保養地がある上呂地区を結ぶ橋で、30年らいの念願の事業だったそうです。延長600メートルで、愛称は「風のきらめきロード」と名づけられました。
  飛騨川に架かる橋を特徴のある色で、しかもこれから橋を渡るという意識をドライバーにもってもらうために、よく見える視認性の高い色を選びました。橋脚や欄干はメンテナンスの関係で、定番のブラウンに指定されていましたので、照明灯のポールを黄色に、照明灯のかさを萩原町の萩の花の色にして、保養地のマークを白と緑の2色で取り付けました。完成すると、派手で目立ちすぎるとか、遠くからもよく見えて分かりやすいという意見が出て、賛否両論でしたが、今ではおおむね好評だそうです。色については個人の好みもあり、意見が分かれるのですが、大事なことは何のために使われるのかを考えて色彩提案することです。つねに固定観念を捨てて、思い切って色彩提案することを心がけています。
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