私が俳句と出会ったのは、平成2年4月にスタートしたABCラジオ「ナイス9」という番組でした。朝9時から11時まで、月曜から金曜までの放送で、私は番組のパーソナリティとして出演していました。毎週1回「木割大雄さんの俳句コーナー」があり、初めて俳句を作る楽しさを教えていただきました。
以来23年経ちますが、木割大雄さんと今も公私共にいいお付き合いをさせてもらっています。木割大雄さんは、尼崎市の下町のプロデューサーとして知られている俳人で、赤尾兜子に師事されて50年以上俳句の楽しさを広めておられます。スポーツニッポン新聞で、「虎酔」の名でタイガース俳句を10数年連載したり、JR西日本とタイアップして俳句列車を6回も走らせるイベントをプロデュース、また伊丹市の全小学校で俳句の授業を担当されています。
このたび初めての句集「俺」を出版され、これまでに詠まれた俳句350句と自伝のエッセーを紹介されています。今年5月に多くの友人が集まる出版パーティが開かれました。私もお祝いに参加させていただき、木割大雄さんの交友の広さにあらためて感動しました。句集「俺」は、角川書店刊、2500円です。
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