友人が企画した「節子・クロソフスカ・ド・ローラさんが語る心豊かに和と寄り添う暮らし・夫・バルテュスと共有した美意識″をテーマに講演される会が、11月8日(木曜)京都嵐山の小倉山居で開かれます。
20世紀最後の巨匠と言われるバルテュス氏の節子夫人は、1962年パリで開かれる日本美術展の選定のため来日したフランスの画家バルテュス氏と20歳のとき運命的な出会いをされて1967年にご結婚されました。ご夫妻は、1977年からスイスの元ホテルだったグラン・シャレーにお住まいになり、バルテュス氏はそこで画家として制作を続けられました。節子夫人も画家として活動されるようになり、バルテュス氏を支えてこられました。2001年にバルテュス氏が亡くなられた後もスイスのグラン・シャレにお住まいで、今回2年半ぶりの帰国となりました。節子夫人はバルテュス氏がお好きだったこともあり常に和服で過ごされていて、和の心を大切にした暮らしをされています。現在、バルテュス財団の活動や、ご自身の画家としての創作活動、そしてエッセイ集の執筆と、お忙しい日々をお過ごしです。
この会は定員50人だったのですが、すぐに満席となってしまいました。私が司会を担当することになり、節子夫人にお会いするのをとても楽しみにしています。次回、この会の様子などを紹介したいと思っています。 |