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天平茶論シンポジューム 「天平の茶とその時代 聖徳太子はお茶を飲んだか」

平城遷都1300年記念事業の県民活動支援事業に採用された「天平茶論シンポジューム」は、満員のお客さまをお迎えして開催されました。  2010年8月21日(土曜)奈良・新公会堂能楽ホールで、400人以上の参加者に、出演者やスタッフ30人を加えてロマンのある公開討論となりました。

 「天平茶論シンポジューム」のテーマは、“天平の茶とその時代〜〜 聖徳太子はお茶を飲んだか”です。お茶の起源を訪ねるシンポジュームで、私も会員であるフォーラム天平茶論が主催しました。  私たちの身近にあるお茶は、いつごろから日本で飲まれていたのかという疑問から平成11年3月に「フォーラム天平茶論」が発足しました。以来、11年半にわたり勉強会を開いて検証してきた内容を、今回のイベントで発表させていただきました。  

平城旧跡から出土した木簡に「荼三斗五升」という記載があり、裏面には「天平八年(736年)八月二一日」の文字がありました。この「荼」は「茶」の文字より1つ横線が多いのですが、お茶のことなのかどうかは解明されていません。ただ定説とされている平安時代ではなく、奈良時代にお茶が飲まれていたと信じてパネルディスカッションを行いました。  

白熱した議論のなか、お客さまに「聖徳太子はお茶を飲んだと思うかた手を上げてください。」とコーディネータの成田重行さんが問いかけると、会場のお客さまのほとんどが手を上げてくださいました。  

この会はあくまでも異業種の勉強会なので、これからも「聖徳太子はお茶を飲んだか」という仮説のもと、勉強していきたいと思います。  当日、奈良時代の衣装を制作されている山口千代子さんが、関係者の3人の女性に天平の衣装を用意してくださいました。とてもステキな衣装で奈良時代にタイムスリップしたようでした。天平衣装の女性たちは、お客さまにも大人気となり、多くの人たちから記念撮影をお願いされていました。