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念願だった青森県の三内丸山遺跡を訪ねました。
念願だった青森県の三内丸山遺跡を訪ねました。読売新聞関西のHPで「色彩の雑学」を連載していたときに、 “ 縄文人はおしゃれだった? ” という内容を書きました。 三内丸山遺跡は青森市内で発見され、現在も発掘、調査が進められている、わが国最大級の縄文集落跡です。
  2007年8月25日、第9回「三内丸山お月見縄文祭」が遺跡のなかで開かれ、遺跡見学会やフォーラム、夕方からお月見コンサートなどがあり、すっかり縄文時代にタイムスリップしたようでした。友人の縄文画復元イラストレーターの安芸早穂子さんが、遺跡の資料館で個展を開いていたこともあり、いちど三内丸山遺跡に行きたいと思っていたのですが、はじめて訪れた遺跡に感動したり、月あかりのなかでのオカリナやバイオリンの音色に酔いしれたりしました。  
  資料館には粘土でつくった耳飾り、動物の骨でつくった腕輪、貝やひすいを加工したネックレス、赤い漆塗りのくし、鹿の角で作ったかんざしなど、装身具が数多く展示されています。また、化粧道具、植物繊維を縄やひも状にして編み上げた編布(アンギン)もあり、縄文人もおしゃれには熱心だったようです。
  写真は、復元されている縄文の家屋でライトアップされています。  
  今秋に出版する予定の本に「縄文人はおしゃれだった」ということを書いています。縄文人がおしゃれだったことを実感できたような気がします。